蒼井波恵の人生イロイロブログ

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母を自宅で看取ったこと4

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 元気だった母が 突然 脳梗塞で救急搬送されました。昨年の2月末のことでした。

迷った末 手術を受けることを決意した母は、回復にむけて リハビリに取り組みました。気持ちは前向きでしたが 食欲のない母のことが気がかりでなりませんでした。

一時帰宅をして、少し元気を取り戻した母を見て 早く手術を受けて 家に戻ることが回復への近道と思った私は、介護休業の申請をしたのでした。

手術へ そして…

会社の介護休業の申請も 許可がおりたため 

しばらくは私が一緒にいられる!

母が自宅でも リハビリができることを、ソーシャルワーカーさんに伝えました。

「一日も早く手術をして 母を連れて帰りたい」

姉と二人で訴えたことが功を奏して

母は手術をすることで 話が すすんでいきました。

 

手術のための検査が始まりました。

検査で 母は心筋梗塞も 起こしかけていたことが わかりました。

年齢的にも 万全の体制で 手術に臨まなくてはなりません。

頭を 切開して 血管の狭窄している部分を切開して取り除こうという手術です。

簡単な 手術では ありません。

 

「まず、心臓のカテーテル手術で 血管を広げるためのステントを挿入して、心臓の血管の狭窄をなくし、そのあと 頭の切開手術をしましょう」

医師にそんな説明を受けました。

 

うーん、何だか 色々大変なんだなぁ。

なかなか家にスムーズには 帰れないなぁ。

母は「大丈夫、大丈夫。早く家に帰れるように頑張るから!」と言うのですが

ますます ご飯は食べれなくなっていました。

以前は もう少しスムーズに動いていたように思うのですが、体を動かすことも ままならなくなってきている気がしました。

 

何だろう?お腹がぽっこり膨れてるよね…

水溜まってる?

まさか、お腹に水溜まるって もうヤバい状態じやない。

亡くなった父も 亡くなる少し前に お腹に水溜まってたよね?

脳梗塞心筋梗塞でお腹に水溜まんないでしょ。

じゃあ 栄養失調?

病院で管理してくれてるのに 栄養失調って おかしくない?

姉と こんな会話を 繰り返していました。

 

そうこうしているうちに 心筋梗塞カテーテル手術の日が決まりました。

手術の日は 姉がどうしても抜けられない仕事があると言うので、私が付き添うことになりました。

手術当日の朝、私の携帯電話が鳴りました。

看護師さんからです。

「今日の手術は中止になりました。先生から 詳しい説明をさせて頂きたいので、来て頂けますか?」

もちろん、もう行こうと思って 支度をしてましたから…

 

病院に着くと 個室に通され、先生がやってきました。

「実は お母さんのお腹が膨らんでいるので、お腹のレントゲンも撮ってみたのですが…

私は 循環器科医なので レントゲン科の医師にも 見てもらい…

おそらく末期のすい臓ガンだと思います」

 

末期のすい臓ガン?何言ってるんだろう?

頭がぼーっとして 何も理解できない。

心臓がドクドク動く音が 聞こえるくらいに鼓動していました。

 

「せっかく脳梗塞心筋梗塞の治療をしたところで…

ガンはもう あちこちに転移していて、治療も難しい状態と思われます。

たぶん お母さんが 生きられるのは、年単位ではなく 月単位です」先生は続けました。

 

もう 本当に何言ってるんだろう?

と思った瞬間、涙がわーっと溢れて 止まらなくなりました。

ごめんなさい と言葉を発するのが やっとでした。

 

「いや、いいんです。突然ですから 仕方ないです。

これから どうするかを考えなくてはいけません。

ここは脳外科病院なので ガンについては専門外です。

総合病院を受診した方がいいと思います。

うちの検査結果を持って行って構わないし、紹介状も書きます」

「お母さんには 伝えますか?」

 

矢継ぎ早に 色々聞かれても

思考回路は 停止状態で 何も考えられませんでした。

 

「大丈夫、頑張る」と言っていた母の笑顔が 浮かびました。

姉と相談するので、とりあえずは伝えないでほしいと言いました。

 

「わかりました。では、手術は もう少し検査を詳しくしてから 延期にすると…

今日のところは、私から伝えます。

気持ちが落ち着くまで、あちらで休んでから お母さんに会いに行かれると いいですよ」

 

病院の渡り廊下にある椅子に座り ただただ涙を流していました。

姉に連絡しなくては…

携帯を見ると 姉から連絡が入っていました。

「手術どう?まだ終わらない?」

何度か 電話をかけようと 思いましたが、まず何から話そう…と考えただけで、涙が溢れて出てきてしまいます。

 

メールをしました。

「今日の手術は中止になりました。

母は 末期のすい臓ガンで、もう長くはないそうです」

姉から、色々聞かれるかな?電話かかってくるかな?と思っていたのですが

「ごめんね、ひとり そんな辛いことを聞かせて。私も仕事が終わったら すぐ行くね」

と返事が来ました。

小さい頃から ケンカばかりしてきた姉でしたが、心の底から 姉が私の姉でよかったと思いました。

ひとりじゃない…

 

もう渡り廊下に1時間以上座っていました。

涙を拭いて…気持ちを整えて…

母のところに行かなきゃ。

お姉ちゃんが来るまで  母を不安にさせずに、頑張らなきゃ。

 

おねがい

母は専業主婦で ガン検診はもちろん、健康診断や人間ドックを 受けたことがありませんでした。

すい臓ガンは 自覚症状のない 発見しづらいガンですが…

もっと早くに ガンが見つかっていたら…

後悔はつきません。

主婦の方でも 健康診断、ガン検診 受けてくださいね!

 

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