蒼井波恵の人生イロイロブログ

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母を自宅で看取ったこと16

告知2

 

その日は またしても 穏やかな 青空が 広がっていました。

 

母は 昔から 晴れ女 でした。

 

母と 旅行や遊びに行くときは 雨予報でも 必ずと言っていいほど 晴れるのです。

 

今でも 青空を見ると

あ、母がいるな…

と 思ってしまいます。

 

娘の 成人式が そうでした。

成人式は 雨だったり、大雪になる時も多いのですが、今年の成人式は 本当に雲ひとつない青空でした。

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娘が着た 振り袖は、母が 私の成人式に買ってくれたものだったので、なおさら…

あ、見に来てるな

と 嬉しくなりました。

 

 

小俣先生から 連絡があり

ついに今日、

母に告知をすることになりました。

 

小俣先生は 少し躊躇しながらも

穏やかな やさしい 口調で 、母にガンであることを告げました。

 

母は 取り乱す様子も 驚く様子もなく、

「私は あと どれくらい生きられるのですか?」

と ゆっくりと 尋ねました。

 

「うーん、そうですね…

どれくらい 生きられるかは、神さましか わからないんです。

 

ただ 今のお体の状態だと 年の単位では 難しいと思います。

 

月の単位、1ヶ月か、2ヶ月か…

でも そう言っていても 長く 生きる方もいるんです。

 

だから 本当のところは 神さましか わからないんです」

 

「そうですか…

わかりました。ありがとうございました」

母は 寝たまま、小俣先生に深々と 頭を下げました。

 

うまく言えないのてすが…

とても よい告知でした。

 

母が 脳梗塞で入院してから

色々な先生に 出会いましたが、

小俣先生に 告知していただいてよかったと心から 思いました。

 

そして 母は、すべてを受け入れて

死を 覚悟しているように

私には 見えました。

 

この頃 私は、母への感謝の気持ちを

今までちゃんと伝えてこなかったことを 後悔していました。

 

でも 今 このタイミングで

「今まで ありがとう」と 言ったら、

「もうすぐ 死んじゃうんだよ」って 言っているみたいで 

 伝えることが できませんでした。

 

だから「ありがとう」の かわりに

「大好き」って

毎日 言うことにしました。

 

少し恥ずかしかったので 母の 肩のあたりに 顔を埋めて

「ママ、大好き」って 言うと

母は きまって いつも 黙って 私の頭を 撫でてくれました。

 

今まで 私は 母に 与えて貰うことばかりで…

与えて貰うのが当たり前のように 生きてきて

何の 恩返しをすることも できませんでした。

 

天国で会った時は、親孝行して 恩返しないとなぁ。

 

まあ 私が 天国へ 行けたら…の話ですけど 笑