蒼井波恵の人生イロイロブログ

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母を自宅で看取ったこと18

バス旅行

母が亡くなる ちょうど1年くらい前の春

母から一枚のチラシを 渡されました。

 

「新聞屋さんに もらったの」

 

見ると、格安日帰りバス旅行のチラシ。

 

「たまには お姉ちゃんと 二人で行って来なさいよ。お金は 私が出すから」

 

お金出してくれるなら、行ってもいいかなー

 

そんな訳で、姉と休みを 合わせて

日帰りバス旅行に出かけました。

 

バス旅行なんて

今まで 行ったことなかったので

新鮮で なかなか楽しい旅に なりました。

 

朝8:30の集合で 

なかなかの早起きをしたのですが、

まず 向かったのは…

 

集合場所から 自宅方面へ逆戻り。

わりと近所にある 毛皮工場。

 

「こんな近くに こんなものが あったとは知らなかった〜!!」

 

その工場では、直売の毛皮の 購入ができるのです。

どうやら 格安の理由は、この工場が出資してくれているから!?

 

「うん百万円する毛皮のコートが 

なんと100万円ポッキリ!

工場直売だからできる価格です。

ほら.羽織ってみて」

と 売り子さんたちが 声をかけてきます。

 

せっかくなので 羽織ってみると、まぁなんて軽くて 暖かいんでしょう。

 

「買えるなら ほしいけど…100万円だよ!

目ん玉飛び出ちゃうよね!」

 

「でもさ、だいたい子どもの大学の学費1年分じゃん。

子ども いなかったら4枚買えるし」

 

「私なんて 2人いるから 8枚買える〜」

 

姉と そんな冗談を言って 大笑い!

 

もうそこからは、何を見ても 聞いても

「これ学費半年分」とか「学費3ヶ月分」…

すべてを学費に換算し始めてしまいました 笑

 

そうこうしている間に もうお昼近い時間になっていました。

 

「朝7時台に 家を出たのに まだ家の近所にいるなんて。ママに 言ったら まだそんなとこにいるの?ってビックリするね」

姉と そんな話を しながら バスにゆられ…

 

そこからは かなりのハードスケジュール。

御殿場へ行って お昼ご飯を食べて

伊豆の修善寺 や 藤棚を見学に 行きました。

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いつも 旅行をする時は、

私が 大抵 運転して行くので 

途中で ビールを飲んだりすることが できないのですが、

バス旅行は ビールが 飲めるのが 最高です。

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姉と二人で こんな旅行をするのは 初めてでした。

とっても 楽しかったし、姉との距離もぐっと縮まった気がしました。

母に感謝!

 

 

…そして 母が 亡くなったあと

 

姉と この旅行のことを ふと 思い出し、

「そういえば、ママが 突然 バス旅行に行ってきな…

そんなこと なかったのに。

旅行代まで 出してくれて…

自分の命が 残り少ないことを 感じていたのかなぁ」

と 話しながら、スマホの写真を見返しました。

 

写真の日付を 見て

2人とも 動きが 止まりました。

5月11日…

 

母の命日

 

「あんたたち、昔から 寄ると触ると ケンカしてたけど…

これからは ちゃんと 2人で仲良く やっていってよ!」

母の 声が 聞こえた気がしました。