蒼井波恵の人生イロイロブログ

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母を自宅で看取ったこと23

尊厳死

母の足は かわいそうなくらいに むくんで

パンパンに 膨れ上がっていました。

 

看護師の岡田さんに マッサージの仕方を教わって、揉んであげたりするのですが

押した場所が ペッコリへこんだまま

なかなか 戻ってこないくらいに むくんでしまっていました。

 

お腹に水も溜まっていて

息苦しいと 訴えるようになりました。

 

痛みも ある様子で 

身の置き所がないって感じで

辛そうにしていました。

 

小俣先生に 相談すると…

「血中酸素も低下していますね。

酸素吸入を すると少し楽になるかもしれません。

痛みを 和らげるために モルヒネを処方しましょう」

 

すぐに 酸素の吸入器を手配してくれました。

 

よくドラマで 危篤患者さんが 付けているような

口に 透明な ドーム型の マスクをつけて

酸素を送る機械です。

かなり 大きな 機械が 家に 運び込まれました。

 

母は、はじめは 酸素マスクを 付けていましたが、そのうち 口が渇くと 言って 付けるのを 嫌がるように なりました。

 

モルヒネは 色々な種類が ある様ですが、

座薬タイプの ものを処方されました。

 

母は モルヒネも 使いたくないと 言いました。

 

こんなに 苦しそうなのに…

 

「ママ、少し楽になるかも しれないから。

見てるのも 辛いから…」

 

私が お願いすると

一度は モルヒネを使うことを 承諾してくれました。

 

でも その後は、また拒むように なってしまいました。

 

看護師の 大林さんが

「楽になるよ」

と説得してくれたのですが

 

ガンとして

「大丈夫です」

 

「何で?入れるとき痛い?」

 

とって付けたように

「うん、痛い」

 

「私、座薬入れるのメチャ上手だから…

波恵さんより上手な自信あるよ」

 

「大丈夫です。いいです」

 

完全拒絶です。

 

私だって…

うちの 子どもたちは、よく病気になると 嘔吐したので、大抵 処方されるのが座薬でした。

 

最近はさすがに あまり使うことは ありませんでしたが、

座薬使用暦は 20年 くらい?

結構 上手って 思ってるんだから!

 

 

結局 酸素吸入も

モルヒネ

母は拒絶しました。

 

私は 母を 家に連れて帰り、

延命措置はしない

なるべく痛みや 苦しみがないように

最期のときを 迎えてほしいと願いました。

 

尊厳死

 

漠然とそんな風に言うのかな…

と思っていました。

 

母も それを望んでいると 勝手に決めつけていました。

 

がんの告知もせずに

家に連れて帰りました。

 

1週間で あっと言う間に

こんな状態になり、

もう 水さえ 飲むことも ままならなくなっていました。

水を 舐めるような状態でした。

 

ガンが わかった時に きちんと告知して、

母に 治療を選んでもらって 

それなりに 治療を していたら…

 

母は 最期に やりたかったこと なかったのかな?

 

たら…れば…

色々思ったり、悩んだりしたところで

 

今の 現実は ひとつしか ありません。

 

私も 覚悟を決めて 

ただただ見守ることしか できませんでした。

 

正解が 何なのか 今でもわかりません。

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