蒼井波恵の人生イロイロブログ

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母を自宅で看取ったこと26

最期の言葉

夜になると 母の容態は 急激に悪化しました。

 

手首の脈を 見るだけで

正常に打っていないことが わかりました。

 

呼吸も 苦しそうだし、

ガンで蝕まれている 体中が 痛い様子でした。

 

 

今日の 携帯当番は 大岡さんでした。

「大岡さんに 電話しようか?」

時刻は 夜10時を 回ったところです。

 

今朝の こともあり

姉と私は 躊躇した結果、

もう少し 様子を見ようと 結論を出しました。

 

あまりに辛そうで、見ていられずに

モルヒネの座薬を 入れました。

 

こんなに 弱って 脈も 乱れている母に モルヒネを投与することは、

母の 命を 奪うことに 等しいのではないか 

との 思いが 込み上げてきて

涙が 止まらなくなりました。

 

 

母が 突然 起こしてほしいと 言うので

 

上半身を 起こしてあげると

 

私の 手を 握りしめ

 

「なみちゃん、ありがとう」と 

絞り出すような声で 言いました。

 

だらしない私を見ての

 

母の 優しさだったのかもしれません。

 

 

それが 母の最期の言葉に なりました。

 

 

私は 母のこの言葉に 救われました。

 

ガンの告知もせずに

 

何の治療もせずに

 

家に連れて帰り

 

ただ 死を待つだけの 選択をしたことを

 

後悔させないように

 

母は 最期の言葉で 救ってくれました。

 

きっと すべて お見通しだったのです。

 

やっぱり母は 偉大です。

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